その他一般館へようこそ！館長です。
私は脊髄小脳変性症という難病なんですが、徐々に運動機能が無くなっていくそうです。
個人差がありその進行度合いはｈ患者それぞれです。
今回は失うことを書いてみます。
普通に出来ることが幸せ、ってよく聞きません？
これは普通に出来なかった時期があった人がよく言ってますね。例えば病気やケガをして治った時です。
五体満足で正常に機能していればそれが普通と思うでしょう。しかし機能しない、失えばそれは異常になります。
私の場合、現在歩きにくい、しゃべりにくい症状があり、何も考えず歩きたいし、テンポよくしゃべりたいです。しかし、現在の医療では治りません。失っていく速度を遅めるしかありませんが、それも有効なものはありません。
失ってから気付くのが普通でしょう。
普通に生きられる毎日に感謝して、なんてこともよく聞きますが、綺麗事のような気がします。
のど元過ぎれば、なんて言葉があります。人間そんなものです。
失う前に、自分の普通を日々感謝してる人はいません。
病気、ケガ以外に、老化もあります。これは何万人に一人とかでなく、ほぼ全員が体験することです。近くの字が見えないとか、早く動けないとかいっぱいあると思いますし、私もこれから体験していくんです。みなさんもね。
何が言いたいかと言うと、異常になったらそれを普通と思えばいい、と言う考えになりました。
この難病も老化も止めることは出来ません。だったらそれを受け入れて感謝なんて綺麗事は置いといて、異常を楽しむしかないでしょう。
他人は温かくもあり冷たくもあります。本気で心配している人は少ないです。所詮他人事なんです。
私以上の難病患者もたくさんいます。かわいそうに思います。私も普通の人から見ればかわいそうなんだと思います。しかし、他人にかわいそうと思われても何も症状は改善されません。
今日は愚痴のようなことですみません。そんなつもりはないんです。
先天的、生まれたときから指が５本ない人以上の人は４本が、６本が普通なわけです。
普通も色々あるってことです。
人間は弱いもので、すり傷ひとつでも辛く思ったりします。お風呂に入るとしみて辛いでしょ。
前に書いたことがありますが 前記事
生きてるだけで丸儲け
深いなぁと思います。健康な人、障がい者、闘病中の人、失恋した人、世界一辛いと思ってる人、様々ですが生きてるでしょ。生きてる人で出来ない人には出来る人が優しくしてあげましょう。出来ることに感謝とかうわべの綺麗事はいらないんで。
失って気付くことより、優しく生きてみましょう。
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